IT企業主導の金融システムを撤廃へ
日経コンピュータのインタビューに「SBIホールディングス」が取り上げられましたので、紹介します。
インタビュー
- SBIホールディングス
- 社長
- 北尾吉孝氏
- 経歴
- 慶応大学
- 野村証券
- ソフトバンク
- SBIホールディングス
第4のメガバンク構想
- 地域金融機関がネットワークで繋がる組織へ
- 目指すは地域創生
- 地域の金融機関が共通の仕組みを使い、利便性を高める
地域金融機関の課題
勘定系システムの更新費用
金融商品の資産運用能力の低下
- まずはITコストを下げることで本業の資産運用に注力できる資金を得る
AWSの選択理由
- 業界トップのシェア実績
- 金融機関での採用実績
- AWS社とのつながり
- 住信SBIネット銀行が先行で移行し、地域金融機関のモデルへ
IT企業主導を撤廃
ほとんどの地銀がITベンダーの共同利用サービスを利用
コストが高止まり
- ITベンダー主導だと独占的でコストが高止まり
- CAFISや全銀ネットが代表的
- コストはエンドユーザーへ転嫁
新たな選択肢の1つとして
独占的で選択肢がなかった
- クレジット決済はCAFIS
- 銀行間送金は全銀ネット
- 高額な手数料
新たな選択肢を
- SBIでは「Money Tap」を利用可能に
- 銀行での個人間送金手数料をほぼゼロに
- グローバルな送金も視野へ
オープンアライアンス
エンドユーザーの利便性を高めたい
- 様々な決済、ポイントサービスとの連携
- 楽天ポイントやdポイントなど
コストに悩む地銀を救いたい
- システム利用の共同化が目的ではない
- 地銀のITコストを下げ、本業の金融サービスでの競争力を持たせたい
地銀の宿命を変える
地域産業を苦しめる外的要因
異業種の新規参入組との競争
- Fintech関連技術を持たない
- SBIシステム基盤を利用し、独自の競争力